やっとこの記事を書き始めます。
※別に書きたくなかったわけではなく、単純に仕事や環境を言い訳に書く時間を生み出せなかったからです。
この記事に書く内容は、私ぴー子の両親へカミングアウトをした当時の様子です。約2年前のことで記憶が曖昧な部分がありますが、覚えている範囲で書きます。
この記事を読んでくださっている方の中で、もし今後、パートナーの親御さんにカミングアウトをお考えであれば、親の反応の一例として、参考になればと思います。
私の両親の反応で不快に思われる方がいらっしゃったら、申し訳ありません。前もってお詫び申し上げます。
~カミングアウトをする前の状況~
➀おさると私の両親とは2度会ったことがあった。日本で、途上国で、の2回とも食事程度。
②私の両親の、おさるへの感触は◎。それは恐らく、おさるの人柄。そしておさるが教員だから。
③私の両親は、私たちが日本に帰国後に、私がおさると結婚することを想定していた。そして、特に母親は、もうすぐ心待ちにしていた初孫を迎えられる、という期待を抱いていた。
④私は日本に帰国してから、実家に住み始めていた。
私たちは、日本に帰国後、すぐに私の両親におさるの性別についてカミングアウトすることに決めていました。その理由は、
・隠したまま結婚する、という選択肢が私たちにはなかったから。
・もう少し親しくなってからカミングアウト…?とも迷ったけれど、私の親の性格上、「だまし続けられていた」と思われる可能性が大きかったので、どうせ伝えるなら日本に帰国してから、初めて会うときに伝えたかったから。
・そうすれば、少しでも誠意が伝わるかと考えたから。
・私の父親は女子サッカー部の顧問の経験があったため、FTMの子への理解があると判断し、分かってもらえるはずだと期待していたから。
です。というわけで、私たちは日本帰国してから2週間後くらいに、(しかもちょうどおさるの誕生日に(笑))、私の実家を訪問し、私の両親におさるの性別についてカミングアウトをしました。
ちなみに、私の両親は恐らく、この日に「娘さんを僕に下さい!」の宣言があることを心の隅に期待していたと思います。(汗)
以下に、ざっくりと私たちが伝えた内容、そして両親から言われた内容を書きます。
・僕はぴー子さんとの結婚を視野に入れてお付き合いをさせてもらってます。
・でも、その上で今回はお二人にお伝えしておかなければならないことがあります。
・僕は実は女の身体として生まれ、女子として育ち、でも性のズレに悩み今は男として生きています。
・ぴー子さんはそんな僕の全てを受け入れ、愛してくれています。
・私はおさるを好きになったとき、おさるの性別について全く知りませんでした。元々女の子だったという過去を聞かされた時、正直ショックだったけれど、おさるという人間に魅力を感じて好きになって、一人の男性として頼れるパートナーだと誇れたから、人生共にするっていう前提でお付き合いをさせてもらってます。
・お父さんとお母さんは混乱してるだろうし、私の気持ちもおさるの性別のことも理解できるまで時間がかかるかもしれないけれど、まずはこの事実を知って欲しいです。
的なことを伝えたと思います。もっといいこと言ってた気もしますが緊張しすぎてほとんど覚えてないですね。(笑)
この時の父は、
・・・(無言)(驚きで喋れず)
・・・まじ?!全然気づかなかった・・・。
でした。母親は、
・・・でも、もう2人で決めたことなんでしょ・・・?
と、私たちの思いを尊重しつつ、半分諦めのような感じで第一声、ちょっと私たちにとって前向きな反応を取ってくれたんです!!!!!!
この時私たちは、この予想外の母からの一言で、少し希望をもちました。
ですが、このあと両親からいろんなことを言われて、おさるの精神がズタボロになっていきます。
長くなってしまうので続きは次回に書きます。がんばって書きます。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。
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