カミングアウトの後、おさるの居ない所で言われたことについて今日は書いていきます。
私の両親におさるの性別についてカミングアウトした時のことについては、こちらからどうぞ。
両親からの反対
カミングアウト翌日、私は一人で実家に帰宅しました。そこには両親が在宅していました。
そこで私は、両親に感謝の気持ちを伝えました。急な報告だったけれど、話を聞いてくれてありがとう、と。
私は、今日から少しずつ、自分なりに両親におさるの良さを伝えていこう!少しでも理解してもらえるように、説得していこう!と考えていました。
だから、先日の両親の最悪なリアクションについて、本当は悔しくてたまりませんでしたが、これからのことを考えて、その気持ちを押し殺して、ありがとうを言葉にしました。
ですが、両親から言われた言葉は、私が思っていたよりも残酷でした。
もう、〇〇県にはしばらく行くな。
〇〇には、会うな。
父は、力技で私とおさるを引き裂こうと考えているようでした。
しばらく会わずに期間をあければ、気持ちも落ち着くはず。他にいい人ができるはず。そう考えているように感じました。
しかもこの時、おさるの名前は一度も口にしませんでした。それどころか、おさるのことを、おさるの住む県の名前で呼んでいました。
娘の愛する恋人のことを、県名で呼ぶってあり得ますか?もしも私の気持ちを一番に考えてくれていたのなら、そんな無礼なことはしないよな、と思います。
私の勝手な推測ですが、おさる=性転換をして名前も変えた人=「おさる」は本当の名前ではない。=名前を呼ぶ価値もない
そんなところじゃないかな?と思ってます。
ちなみにこのカミングアウト以降、父・母どちらとも、おさるの名前を口にしたことを、私は一度足りとも聞いたことがありません。おさるの存在否定をされているように感じて、本当に悲しかったです。
お父さんもこう言ってるし、あんたが〇〇県に行くのはもう絶対だめだから。
父は単身赴任中のため、休日しか実家にいません。そのため母は、父の忠告どおりに私のことを押さえつけようと釘を刺してきました。
父が、とにかく私を説得しようと続けました。
あーゆー奴ら(FTMのこと)は、女を連れていることをステータスに感じてるんだから。
これはどう考えても、FTMをバカにしている発言だと思いました。なんでそういう発想になるの?
っていことは、私もおさるに利用されてるから目を覚ませって言いたいのか?と、イライラ・・・。
今日は少しでもおさるのいいところを伝えて、一人の人間として知ってもらいたい!と意気込んでいましたが、早々にくじけました。
もう忘れてしまいたが、この後もとにかく私を説得する発言をあれこれ両親に浴びせられました。腹が立ち、私もたくさん言い返しました。
私は何を言われてもおさるとこの先一緒に居たいし、結婚もしたい!という意思を何度も伝えました。
ですが、結果、
これまで愛情かけてぴー子を育ててきた両親の頼みを、お願いだから聞いてくれ。
頼むから、あいつとは別れてくれ。
もしぴー子があいつと結婚するなら、私は自殺する。
お母さんもこう言ってるし、お前はもう諦めるしかないんだよ。一生後悔するぞ。
「別れろ」「自殺する」「死ぬ」「両親の顔に泥を塗る」「裏切者」など、たくさんの言葉を浴びました。もう私は気狂いしそうでした。
辛すぎて、大泣きでした。(今この時の状況を思い出してここに綴っているだけでも動悸がします。泣)
「だれのための幸せ」なんだろう?
「だれの人生」なんだろう?
私にとって何が一番の選択なんだろう?
私は親不孝者なのだろうか?
大切な両親をこんなにも悲しませてはいけない。
おさると別れなければいけないかもしれない。
私の中で、もう何が正しいのか、正しくないのか、おさるのことが好きなのか、何なのかがもうわけわからなくなっていました。
親から離れる決断
私は、辛くて辛くておさるに連絡しました。
おさるは、遠方からすぐに来てくれました。
おさるに会って、やはり自分が一番素直になれる場所はココだと再確認し、この人と別れる選択は絶対にしたくないと思いました。
そして、両親から浴びせられたことを全て隠さず話し、今の自分の気持ちを伝えました。
すると、
俺のせいで本当にごめん。ぴー子を傷つけて、ぴー子の両親も傷つけて、やっぱり俺じゃダメなんだよ。
ごめんね。
俺が男で生まれてきていたら、こんな思いはさせずに済んだのに。
自分が両親からの言葉に傷ついているからと、私は無意識的に包み隠さず今回のことを伝えてしまっていました。
「おさるの気持ちを何も考えていなかったこと」自分の余裕のなさから、「何の罪もないおさるを追い込んでしまったこと」に気づきました。
ただでさえ、先日の両親の対応にかなり傷付いているおさるに、私が追い討ちをしてしまいました。まじでとっても反省しました。
おさるは何もごめんねじゃないのにね。
本当にごめん( ; ; )
それでもおさるは、私の心を一番に心配してくれました。
恐らくこのままずっと実家で暮らしていたら、別れることを強要され続ける。監視し続けられる。
私の心を心配して、「とりあえず早急に家を出た方がいい!」と提案してくれました。
2人で色々相談して、その足で不動産屋に行きました。そして、その日にアパート契約をして来てしまいました。
私は一人では何も決められないタイプの人間で、これまでも何か迷ったことがあったら必ず親に相談したり、決めてもらったりして生きて来ました。
だから、この決断は、私にとって、とてもとてもデカいことでした。
それほど、親からの攻撃に傷付いたんだと思います。
次回は、一人暮らしを始めることを両親に伝えた時に浴びせられた言葉を書きます。
我が子は自分達に相談しないと決められない子なはずなのに、突然愛娘に家出の宣言をされた両親は、私に色んなことを言ってきました。
なるべく間があかないように書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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